〜きのこ局の最後③〜
登場人物などの概要はこちら→人の引き話〜新しい配属先〜 - akaruihibiの日記
きのこ局に書類を隠されたのを発見した私。
とっさに一番、事を荒立てない方法を考えました。
勝手に資料を見たのは悪かったけど、そもそも引き継ぎで見せてもらうはずだった資料。
どんなことをやってたのかすら教えてもらえてなかったから、資料見るくらい許してもらおう。
明日の仕事相手は引き継いでもらえなかった事なんて知らないし、どんな事情があれ、内容がいいに越したことはない。
明日の仕事のためにも、この資料は欲しい!
でももう棚の原本は触れない。
触れたとしても、けっこうな枚数あるので、また揃えるのは大変。
じゃあ隠してあるのをコピーして、隠してあった場所に戻そう。
そして棚の中の「原本」は、大量にあるので今から局が持って帰ることもないだろうけど、念の為に確保しておこう。
仲のいい先輩に急いで事情を説明し、「原本」を持っててもらいました。
さあコピー!
しかしコピー機のそばにはきのこ局が!!!
よし!下の階のコピー機!!
引出しからそっと書類を持ち出し、下の階のコピー機へ!!!
しかーし!!下の階のコピー機めちゃ遅い!!
やばい!きのこ局にばれる!!
コピーは流しっぱなしで上の階へ駆け上がると、ちょうどきのこ局が私を探しにきたのを先輩が引き止めてくれてるとこでした!
あぶなかった~!!
コピー機が遅いおかげで、書類をコピーに流しっぱなしで、手に持ってなくてよかった!!
そしてコピー放置で、きのこ局と一緒に帰るふり。
「失礼しまーす!」
と言って駅で別れた瞬間、職場に走って戻り、出来上がったコピーをもらって、、、
隠してあった書類をまた隠したわけです。
ここまででもけっこう怖いですよね。
でもでも、私、せっかく資料のコピーに成功したのに、「原本」を先輩に預けたまま棚に返してなかったんです。
その資料以外にも、資料が大量にあったので、(人の棚にどんだけ荷物を置くんだ。笑)、その中でその「原本」がないことくらい気づかないだろうと思ったんです。
そしたら恐ろしいことが起こります。
長いので続きます。