女の賞味期限
中学とか高校とかその頃には既に、いつまで「女」(世の中一般的に。)として通用するのか、考えていた。
「どんな綺麗な芸能人でも、35を過ぎるとおばさん感が出るな。」というのは当時思っていた。
あの頃よりも、美容技術が進んだ今となっても、
「そこのラインは当たってたなぁ。」
と、思う。
30代前半は、「歳とったー、王台にのった」なんて言いつつも、心の中では20代を引きずっているし、見た目も20代で通用する。
でも35を過ぎると、どうあがいても30代には見える人がほとんど。
世間的に、「女性」としての市場は、このあたりで最後だろう。
もちろん年齢関係なく需要も魅力もあるんだろうけど、「一般的に広く女として通るのは。」という話。
ボトックスをしてシワのない人も、フォトショでシワやシミを消しても、40代、50代になったら、その年代にしか見えないのは何故なんだろう。
例えば皆が急いでいる朝の改札で、定期が通らずピーピーなって焦っている女性。
それが若い女性か中年女性かで、後ろの男性の心持ちは全然違うだろう。
若い女性なら、「おいおーい!」くらいの苛立ちで済むところが、
中年女性だと、「ちっ、ババアどんくせーよ。」となってしまうだろう。
数人で集まって話していると、若い女性なら、騒がしくしていても、むしろ花に虫が集まるように男性の目は集まる。
でも中年女性だったら、「うるせー」と一蹴される。
「若い」というのはそれだけで価値があるというのは、認めたくないけど事実、、、
それを失う事が、すごく怖い時期があった。
若いという価値を失っていく中で、中身を磨くのが大事だとは思う。
でも世の中は見た目が大事で、あまりにもおばさんに厳しい。
とりあえず、見た目や雰囲気で、邪魔にならず、市民権を得るにはどうしたらいいか。
1つは「コンサバ女社長系」とか。
小綺麗なオフィス系の服にエルメスを持って、若い女にはない貫禄と風格を漂わせ、堂々としている人には、女としての対象とはならずとも、邪険にはされない気がする。
もう1つは「落ち着き系」も、マシなのかな?
中年女性がキャッキャしたって、ウザがられるだけ。
例えば改札を通れなくても、焦る様子も騒ぐこともなく、素早く邪魔にならない所に行く。
集団で集まっても、キャイキャイせずに落ち着いて話したいものだ。
とにかく、媚を売ったりキャイキャイしたりせずに、おばさんの自覚を持って堂々と落ち着いて行動した方がいい気がする。
そしてカジュアルすぎると汚く見えてしまうので、どこか小奇麗にしておきたい。
身体的な衰えにも気を付けたい。
「首」や「手」が言われがちだけど、「上腕」と「足」は、なんとも言えないたるみが出る。
トレーニングしたらマシになるのかな?
ハリウッドでは膝上のたるみを手術で取るらしい。
あとは髪の質。
髪の質の低下はすごい。下ろしていると、広がったり清潔感がなくなる人が多い。
だから、ハーフアップなり何なりで、髪を完全に下ろすのは控えた方がよさそうだ。
そんな感じで、ババア扱いにより、傷つかないような対策を考えている。
一生懸命生きてきただけなのに、ババアなんて呼ばれて、何と酷い話なのか。
あとはどんな中身の人が、すてきなおばさまなのかも模索中。
今まで書いてきた通り、対人運が悪く、お手本になるような方が周りにいない。
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