〜きのこ局の最後②〜
登場人物などの概要はこちら→人の引き話〜新しい配属先〜 - akaruihibiの日記
「引き継ぎしないで帰る」と言ってたのに、なぜかやってきたきのこ局。
きのこ局は、自分の物は絶対に渡したくないタイプなんです。
でも私の机の上には、まだコピーしたことを言ってない彼女の書類が、、
でも積み重なった書類の1番下。
私の横に座って話しながら、なぜか私の机の上の書類をゆっくりゆっくり1枚ずつずらしていくきのこ局。
あまりの怖さにトイレに逃げて帰ってきたら、、
ないんですよねー。
書類が。
さすがの私も2分前のことは覚えてます。
あった、あったよ絶対に。
その時、そこにいたのは躁鬱局ときのこ局だけ。
前からきのこ局がそういうことするのは有名だったから、躁鬱局に隠されたかもしれないことを言ってみました。
そしたら、「聞くしかないねー。」と言われ…。
全員が隠したの分かってるのに聞くなんて、冗談みたいな状況。
「あのー、ここにあった書類、知りませんか?」
「え?知らないよあそこにまぎれてるんじゃない?」 と言って、あるわけない場所を指さします。
いや、百パーないだろ!と思いつつ、
「あるかもですねー。」
なんて言いつつそこを見てみたり。
そのうち躁鬱局も一緒に探しだします。
「ないですねー。」 とか言ってたら、
突然、きのこ局が聞いてもないのに鞄の中を見せてきて、 「ほら、私持ってないよ。」って、いや余計に怪しいから・・・
そして躁鬱局が探してくれているのが、明らかにきのこ局の使ってた棚。
しかも隠してそうなとこ。
すると本格的に探し出した私達を見てやばいと思ったのか、 きのこ局が、「私、◯◯さん帰るまで帰らないから」 って言い出したんです。
つまり自分が帰った後に、私に探されたくないんです。
もう埒があかないので、とりあえず帰ったふりしよう!
探すのやめて、 「じゃあもう帰ります。」 と言って、私は帰る支度をしだしました。
そしたら安心したのか、遠くのコピー機のほうに行ったんです。
チャーンス!!!
きのこ局が転勤前に座ってたのは、私の隣り。
2人の席の真ん中にきのこ局の使ってた引出しがあったんです。
その引き出しは鍵が壊れてるんですが、、
定規で簡単に開いちゃうのです!
それを思い出して定規でカギを開けてみると、、
ありました!!!!!
こえーこえーよ、きのこ局。
やっぱり隠したのか!!
長くなるので続きます。